【これだけは知っておいて】外壁塗装は大きな決断。工事後、後悔しない為の重要ポイントをまとめてみました

現場レポート

こんにちは。沖縄市知花にある「不動産&リフォーム工事」の専門店、(株)なかいち開発です。

本日の現場レポートは「屋根・外壁塗装についてわかりやすく解説します」

一番お伝えしたいこと

「業者選びはお客様の自由。失敗したくない方は予備知識として当記事の内容を覚えていてください」

 

塗り替え時期は?「結論 壁は15年・屋根は5年 強く推奨」

外壁塗装は遅くとも15年程度に1度が塗り替えスパンの目安です

しかし使用されている塗料の性能や周囲の環境によって大きく違います

ひび割れや塗膜のはがれ、カビの発生がサインです。

屋根は普段目にしにくいので気づきませんが、強い太陽光や雨風にさらされるため寿命が短く、10年程度です

木部の塗装の寿命は、さらに短く3~5年が塗り替えの目安です。室内側からの写真です。キッチンの真上に当たります

 

正確な塗替え時期は劣化症状からわかる

「最近外壁の色が薄くなったな」や「汚れが目立ってきたな」と気づいたもののどのタイミングでメンテナンスをすれば良いか分からないという声を耳にします。

下記の写真を目安に家の外壁や屋根(ベランダ)を日頃からよく観察して早めの対策を行いましょう

 

塗り替えの最適シーズンは?「結論 オールシーズン可能」

オールシーズン塗り替えは可能ですが、それぞれの季節でメリット・デメリットがあります。

天候の面で春と秋は工期が延びにくく、工事が予定通りに進みやすいです。

ただ繁忙期なので、希望通りに工事を始められないこともあるかもしれません。

晴れの日が多い真夏は、予定よりも早く工事が終了することが多いため、工期を短くしたい方におすすめです。

冬は気温が低く工期が長くなりがちですが、特に工期を気にしないのであれば冬にするのも良いでしょう。

 

塗料の種類は?「結論 シリコン フッ素系 無機系の中から選択」

塗料を選ぶ時、色や表面の見た目を気にしがちですが最も重要なのは耐久性とコストのバランスです。

耐久性とコストを左右するのが塗料に含まれる合成構脂の種類です。

見た目の仕上がりと構脂の種類はほとんど関係ありませんので予算とこれからの生活設計をあわせて最も合理的な種類を選ぶように検討しましょう。

種類 特徴 塗替え目安 価格
無機系塗料 ●現代の塗料科学技術におけるプレミアム塗料

●耐候性が非常に高い

●汚れ・色あせに強く不燃性も高い

●有機塗料のメリットも合わせ持つハイブリッド塗料も存在します

20年超
フッ素系塗料 ●公共物などに使用されてきた高級塗料 当時に比べ価格も落ち着いてきた機能性塗料

●耐候性が高い

●汚れ、色あせに強く光沢感が美しい

15~20年 やや高
シリコン系塗料 ●価格と機能のバランスが良い

●10年に一度、計画的な塗替えをしたい人におすすめ

●シリコンの中でもグレードに幅がある

10~15年 中間
ウレタン系塗料 ●安価

●密着性が高いが、耐候性が低い

●現在では外壁塗装ではあまり使用されない

●屋上やベランダ防水施工時の防水層としては優秀な材料です

8~10年 やや安い
アクリル系塗料 ●最も安価

●新築時によく使用されている

●紫外線に弱く、数年で劣化する為、塗替え時には推奨されない

3~5年 安い

 

 

塗料と同等に大事なのは?「結論 適切な下地補修」

塗装工事を考えている人が気になるのは『良い工事になるだろうか』というところ。

高級な塗料を使う事でしょうか。

ですが、『良い工事」がどんな工事なのかは案外答えづらいものです。

じっくり時間を掛けて塗り込む事でしょうか。
良い塗装工事の基準としてもっとも重要な事の一つに『下地処理がしっかりしているか」という事があげられます。

下地処理とは上塗りとなる塗料が壁面に付着するよう、塗装する下地面の汚れを落とし、劣化部分に適切な処理を施して平滑に整えることです。

 

この下地処理がしっかりできていないと品質の高い塗料を使ってもすぐに剥がれてしまったり、本来の塗料の性能が発揮されず早期に劣化がおこる場合があります。

 

下地処理が塗装の仕上がりに寄与する割合は50%~60%といわれています。
つまり、塗装工事の質の良さは下地処理の質に大きく左右されるのです。

 

下地処理が不十分だと高い塗料を塗っても
その性能は発揮されません

 

もっとも手抜きしやすい工事は?「結論 下地補修」

実は、下地補修がしっかり行われたか否かの判別は、とても難しいのです。

塗装工事完了直後では、お客様はもちろんのこと、プロが見ても分かりません。

そのため、もっとも手抜きしやすい作業なのです。

 

さらに下地補修をしっかりやろうと思えば知識・技術力が必要となり、見積もり価格も高くなり、営業が難しくなるという2重苦3重苦なのです。

そのため、目先の利益だけを考える塗装業者にとって、この下地補修は1番やりたくない作業になってしまいます。

 

もちろん工事完了直後は同じでも、時間の経過とともにその差は明らかになります。

「塗替えたのに2、3年でダメになった」という塗装で1番多いトラブルは、この下地補修によるものです。

 

残念なことですが、この下地補修を手抜きをする業者、または値引きによって下地補修をおろそかにせざるをえない業者が存在することを覚えておいてください。

何回塗るの?「結論 鉄則の3回塗り」

下塗りは上塗りを長持ちさせ、きれいに仕上げるために必要不可欠です。

上塗り材は耐候性、低汚染性、防カビ、防藻性などの機能をもつが、密着性に欠けるため接着剤のような役割を持つ下塗り剤が必要になります。

中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。

人の手で行う塗装には限界があり、1回の上塗りではどうしてもかすれや薄い部分ができてしまいます。

2回上塗りすることで完全な外壁・屋根塗装に仕上げることができます。

 

信頼できる塗装業者は?「結論 財産と未来を預けて大丈夫か」で判断する

塗装リフォームは、家の中に入らなくても外観だけで塗装の劣化状態がわかるため、比較的営業の

しやすいリフォームのひとつとだと言われています。

そのため業者間の競争も激しく、巧妙なセールストークで近寄ってくる業者が少なくありません。

信頼できる会社とは丁寧な説明を行うことはもちろんですが、品質保証書や施工保証書を出しても

らえる会社を選ぶことが重要です。

また、アフターメンテナンスも充実していることもポイントです。

■飛散防止シートが隙間なく張られている(近隣への配慮が十分されている)

■出来上がりのイメージを事前にシミュレーションで提案してくれる

■見積もりの内訳がわかりやすく、過剰な値引きで契約を急がない

■洗浄後の乾燥や下地調整の工程に余裕のある日程を組んでいる

■写真できちんと記録を残している(過去の施工写真で確認)

 

あなたの家は大丈夫?セルフチェックシート

【外壁】

■ひびが入っている

■手で擦ると白い粉が付く

■外壁に浮き・膨らみ・反りがある

■カビ・藻などが発生している

■目地のシーリング材に剥がれ・ひび割れがある

■カビや藻の影響で外壁が腐食している
屋上 口ひびが入っている
(ベランダ)口カビの発生や汚れがある

【屋上・ベランダ】

■ひびが入っている

■カビの発生や汚れがある

■塗膜が割れたり剥がれたりしてウレタンが露出している

■そもそも防水工事は行っておらず、築15年以上になる

重要な事をまとめます

✓塗り替え時期は?「結論 壁は15年・屋根は5年 強く推奨」

✓正確な塗替え時期は劣化症状からわかる

✓塗り替えの最適シーズンは?「結論 オールシーズン可能」

✓塗料の種類は?「結論 シリコン フッ素系 無機系の中から選択」

✓塗料と同等に大事なのは?「結論 適切な下地補修」

✓もっとも手抜きしやすい工事は?「結論 下地補修」

✓何回塗るの?「結論 鉄則の3回塗り」

✓信頼できる塗装業者は?「結論 財産と未来を預けて大丈夫か」で判断する

✓あなたの家は大丈夫?セルフチェックシート

 

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